手軽にできる薬膳のお話<6月号> 
2022/06/03 
この春頃からマスク着用の場面について色々な検討がされるようになりました。今年の6月は、気温が例年並みか高めと予想されています。身体に熱がこもりやすくなるマスクは、熱中症のリスクを高めるほか、マスク内が多湿になる事で肌荒れのリスクも考えられます。
体調の変化に注意を払いましょう。

きたる梅雨時期の注意点としては、空気が多湿になる事で発汗による体温調整がしにくくなり身体に熱がこもりやすくなります。また、蒸し暑いからと必要以上に水分を摂ることで体内に不必要な水分が滞りむくみの原因にもなります。加えて、水分は熱を保持するため更に体内に熱を溜めこみます。逆に冷え性の人は、余分な水分が冷房の影響により必要以上に熱を奪って冷え性の悪化、代謝不良によるむくみ悪化などが考えられます。
そこで6月を健やかに過ごすポイントは、食事と服装による温度調節と水分代謝対策を意識しましょう。

おすすめ食材は、梅干し、もやし、きゅうり、トマト、なす、レタス、そら豆、蕎麦、豆腐、メロン、バナナ、わさびなどの他、たこ、はも、しじみ、はまぐり、若布などの魚介類がおすすめです。冷え性の方には、体を温める食材を少々取り入れることも必要ですね。おすすめは、旬を迎えたパクチー、みょうが、さくらんぼなどです。水分補給は白湯をはじめ、麦茶、どくだみ茶、緑茶、ウーロン茶などを冷やし過ぎない温度で適度に飲みましょう。
それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。

おすすめメニュー
梅きゅうり、たこわさび、梅の紫蘇付け、みょうが味噌、あぶらなす等

前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンLA ITAMESHI
国際薬膳食育師、薬膳調整師
薬酒マイスター
松井 克行