手軽にできる薬膳のお話<12月号> 
2022/12/01 
寒暖差が大きい11月を経て今年最後の月となりました。外気に振り回され体温調整が上手くいかない日が続きそうですね。

12月は、体の活動量が低下し体の発熱量が下がりやすくなります。当然、寒さを感じやすくなります。さらに今年は、早々に節電も叫ばれることから自衛による冷え対策が必須といえるかもしれません。
血流も滞りやすく、腎機能が損ないやすいともいわれます。乾燥にも注意しましょう。

体を温める季節の食材は、にら、ねぎ、パセリ、かぶ、えび、鮭など。身近な生薬では、松の実、辛子、八角、みかんの皮(陳皮)、花椒などがあります。
血流改善に役立つ食材は、白菜、春菊、チンゲンサイ、法蓮草、蓮根、牡蠣などがおすすめ。
乾燥対策は、紅茶、豆乳、緑茶がお手軽です。
その他、ブロッコリー、水菜、りんご、ゆず、レモン、山芋、鱈、いか、羊肉、レバー、蜂蜜、チーズ、ヨーグルト、牛乳、味噌、酢、酒粕、米麹、納豆などは、意識して食べましょう。生薬は、カリンや杏仁、松の実、胡麻が身近ですね。寒い日の晩酌は、焼酎、ワインを嗜む程度に。
それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。

おすすめメニュー
山芋のバター醤油焼き、かぶ甘酢漬け、きんぴらごぼう、レバニラ炒め、牡蠣グラタン

前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンLA ITAMESHI
国際薬膳食育師
薬 膳 調 整 師
薬酒マイスター
オーナーシェフ
松井 克行