手軽にできる薬膳のお話<3月号> 
2023/02/24 
温かい日が増えてくる3月。例年より花粉が多く不調を感じる人も多いでしょう。今月は春分の日が春本番を迎える時期になりました。冬眠していた動物は目覚め、植物は花を咲かせるなど生命活動が活性していきます。

今月は、生命活動が活性する季節のため身体活動も活発になります。そして身体に蓄積された老廃物を代謝させ身軽な体に整える時期になります。代謝が活発になることで肝臓の負担も増えますのでケアも心がけましょう。また体の弱いところに滞りが発生し不調が出やすくなります。特に氣が上がり頭部に滞ると頭痛や怒りっぽくなることがあります。

3月は、暖かい日が多くなるので気温によって服装を調整することと、肝臓の働きを助けること、また、氣を巡らせリラックスを心がけましょう。
今月のおすすめ食材は、菜の花、うど、にら、パセリ、きゃべつ、ブロッコリー、アブラナ、セロリ、からし菜などの野菜、オレンジや文旦などの柑橘類、たい、しゃけ、さわら、かつお、いか、あさり、はまぐり、のり、ひじき、若布など海の幸。豆乳、乳製品、などもおすすめです。
おすすめの生薬は、よもぎ、シナモン、花椒、胡麻、杜仲、ジャスミン、ペパーミント、マイカイカ(バラのつぼみ)、小豆、クコの実、決明子(ハブ茶)、ウコン、蒲公英など。
それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。

おすすめメニュー
ニラのナムル、ブロッコリーのグラタン、ブレンド健康茶、柑橘入りヨーグルトなど

前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンレストラン  
LA ITAMESHIオーナーシェフ
国際薬膳食育師
薬 膳 調 整 師
薬酒マイスター
松井 克行